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2025/11/03 第62回勉強会を実施しました

  • 執筆者の写真: ミュージックセラピー サイコ
    ミュージックセラピー サイコ
  • 11月20日
  • 読了時間: 1分

今回は、メンバーの事例発表にむけて、さまざまな意見交換がなされました。


  • コミュニケーションの二つの機能(①情報交換 ②思いの共有)のうち、自閉的なコミュニケーションでは①に偏りがちで、②が上手に使えないことが多い(本田秀夫さんの説)。ケースのクライエントも、コミュニケーションの中で本当は②をしたかったのかもしれないが、①のほうが具体的でわかりやすいために、結局①になってしまっていた。


  • 言葉と音楽の違い:言葉は意味性が強く具体的になりやすいが、音楽は曖昧なニュアンスを表しやすくより抽象的。意識が外に向きがちで具体的な表現(既成曲演奏や会話など)が多かったクライエントが、形のはっきりしない曖昧な音のみでやり取りすることを楽しむようになってきている。これは、クライエントとセラピストのあいだで、実際に鳴らして聞こえている音だけでなく一緒に居ることや期待感などの”being”や思いも共有しており、それがクライエントを曖昧な世界に留まらせたと思われる。


(事例が含まれるため、詳細は割愛します)

 
 
 

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