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2024/12/16 第51回勉強会を実施しました〜バウンダリーについて:Supervision of Music Therapyより〜

内容:読書会:Odell-Miller, Helen/ Richards, Eleanor (EDT) Supervision of Music Therapy: A Theoretical and Practical Handbook (Supervision in the Arts Therapies) Routledge.2008より Chapter9,:Turbulence at the boundary

 

◯この章について:


  • スーパービジョンにおける“バウンダリー”について取り上げます。

  • 目に見えるバウンダリー、見えないバウンダリーについて事例とともに取り上げます。

  • 地域での音楽活動やコミュニティにおける音楽療法について起こり得る問題と、スーパービジョンとの関連について検討します。


今回は、上記文献を題材にして、参加者の事例も絡めながらディスカッションが行われました。


話し合いの中で、私たちは臨床の中でさまざまなバウンダリー(物理的な環境、他職種との関わり、クライエントや家族の病理や距離感、スーパーバイジーとバイザーとの力動)にさらされていることを再確認しました。その上で、それを意識し理解することが大切であり、セラピスト、クライエント、そしてスーパービジョンにおいて臨床の意味や洞察に深みを与えることが議論されました。


そのことは「安全性」の問題とも関連しており、セラピストだけでなくクライエントを守ることにもつながると話し合われたことは、“バウンダリー”が決して軽視できない問題であることを再認識させました。


セラピストが実際に臨床を行う上で、具体的にどうバウンダリーを設定すればよいのかについては、最初はテキストなどを参考に意識的に行っていくことから始めるのではないかという示唆がありました。

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