内容:読書会[林庸二(2007) 「“Therapy”の語源から見た音楽療法」国立音楽大学音楽研究所音楽療法研究部門(編)『音楽療法の現在』人間と歴史者]
上記文献を題材に音楽療法の定義、現状や課題などについて話し合いました。
具体的な話題は、
○音楽療法士、他職種のスタッフ、施設、クライアントの「セラピー」に対する認識やイメージの違い、またその違いによって生じる実践上の困難点や課題
○ 音楽療法において「care」や「attendance」という要素が重要であるが、それを説明したり、理解してもらうことの難しさ
○日本の音楽療法におけるスーパーヴィジョンや養成教育課程での実習の現状と課題
○アメリカやイギリスにおける「セラピー」としての音楽療法の在り方、日本の音楽療法との違い
○多様な形態の「音楽療法」が混在している現状とそれに伴う困難
○音楽療法をどのように周囲の人に説明しているか、どのように音楽療法に対する理解を促すか
など、多岐にわたりました。
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音楽療法について、説明する、考えるはいつまでたっても永遠のテーマだと思います。(編集A.A)