2025/3/10 第54回勉強会を実施しました〜ロンドンのノードフ・ロビンズセンターへの視察〜
- ミュージックセラピー サイコ
- 3月26日
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先日、勉強会の参加者の方がロンドンのノードフ・ロビンズセンターに職場から視察に行ったことと、その時の体験や感じたことを共有してくださいました。そこから日本の現状や課題を話し合う流れとなりました。視察中に見学したノードフ・ロビンズのトレーニングでは、学生がみな意見を率直に口にする様子や逆に教員がほとんど口を出さない様子があり、英国に住む人々は日本に住む人々よりも個が確立していると感じたと、その体験を共有してくださいました。そこから、日本は、英国やカナダと比べて、他者の評価を気にする文化であることや、個々の気持ちや考え、あるいはクリエイティビティを表現したり尊重したりすることよりも、周りと同じであることが重視される文化であることから、外から与えられた「正解」を求めがちで個が確立しづらいと考えられることが話し合われました。
また、そのような文化の中では、グループセラピーよりも、個人セラピーを通して、まず個を育むことが重要ではないかと話し合われました。そこから、スーパービジョンも、現状の日本ではグループスーパービジョンよりも個人スーパービジョンの方がよいであろうと話し合われました。
ノードフ・ロビンズセンターは、以前よりもコミュニティーベースの実践をする傾向が強まっていると感じたとその方が話されました。日本でもカルチャー・センタードの視点を(実践はひとまず置いておいて)持っておくこと、つまりクライエントが生きる日本の社会のあり方を理解し、社会が健全でないのであれば、そのことをどう捉え、場合によってはどう介入することができるのか、というような視点を持つことは必要なのではないかという意見も出ました。
また、ノードフ・ロビンズが、チャリティー・ボディーとして多額の費用をファンドレイジングでまかなっていることや、経理面の専門家を組織の中に擁していることが、共有されました。日本においても同様の組織を立ち上げ、資金面だけでなく、大学卒業後のインターンシップやスーパービジョン、ひいては雇用面も含めて、より良い体制を整えることができないだろうかと話し合われました。
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