2022年初めの勉強会がオンラインでありました。
内容:読書会[精神分析の歩き方 山崎孝明著 金剛出版より第11章]
資料を基に今の社会環境における音楽療法、特にpsychotherapeutic music therapyについて考える機会となりました。
エビデンス重視の風潮の話から、「資格」というものの役割について考えました。資格はある一定の質を担保する物であるのか、「信じる」に足る物であるのか、など。数多の資格があふれる世の中でそれを見極めるのは難しいことだと思います。「音楽療法」をうたう資格も実は結構世の中にはあります。ただ、資格がなくとも「良い結果」を残している事例もある。それは結局それぞれの関係性が大きく関わっており、それが結果に寄与しているのではないだろうかと考えました。(そういった論文も出ていたような)
資料の中にもあった、人は多様でそれに合うものも人それぞれ、問われるべきはマッチングであるというところが真理なのではないでしょうか。
音楽療法も様々な考え方、やり方があります。
どのアプローチが合うのかは人それぞれですし、最終的にはセラピストとクライエントの関係性で経過は変わってくると思います。
私たちも、私たちのやり方を求める人たちに対して最善最良のものが提供できるように、日々精進していこうという結びとなりました。
そして、皆さんが疲れたときに頼れるツールの選択肢になれるように、知名度を上げることもしていかなければなぁとも思うのでした。
まずは知ってもらうところから!
文章:Tomoko