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2026/10/6 第73回勉強会を実施しました

6 日前
読了時間: 2分

読書会 Jiří Kantor(2020)“How Well Do I Know You?”:Intersubjective Perspectives in Music Therapy When Working with Persons with Profound Intellectual and Multiple Disability. Voices: A World Forum for Music Therapy, 20(2). DOI: 10.15845/voices.v20i2.2843

 

<文献の内容>

最重度の知的障害と重複障害のある人(PIMD)との音楽療法における、間主観的な関わりについて考察された文献。音楽を通した相互作用や長期的な関係の形成が、その人の内的世界や肯定的な特性を理解することや、それを多職種チームに伝えることにつながる可能性を論じている。


<話し合われたこと>


・間主観性と逆転移:筆者がセラピスト自身の主観的な感情の重要性を述べていることから、この文脈における逆転移の捉え方について話し合いました。間主観性と逆転移は同列に扱う概念ではないことを確認したうえで、ここでの逆転移は「クライエントからの影響を受けてセラピストに生じる感情」と広く捉えてよいのではないか、という結論に至りました。


・理論を語る時に臨床のケースビグネットが載っていると、理解しやすく理論と実践を結びつけやすくなります。ただし、臨床そのものへの影響や心理的な影響も考慮すると、その扱いは慎重さを要するでしょう。


・間主観性について、PIMDの人との音楽療法を理解する枠組みという説明はありますが、深く触れているというよりは、引用の内容を前提や紹介として記載された印象があります。そこで、間主観性と音楽的なコミュニケーションとの関係をより深く理解するため、リファレンスの中から、原著の日本語訳『絆の音楽性―つながりの基盤を求めて』を、次回は取り上げることとなりました。

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